薬剤惹起性うつ病part1

6月に厚生労働省が重篤副作用疾患別対応マニュアルで「薬剤惹起性うつ病」に関するマニュアルを出しましたので紹介します。

C型肝炎の患者さんから「インターフェロン製剤を服用して、うつ傾向となり苦しんでいる」との相談をたびたび受けることがありました。それに対してようやくマニュアルが作られたのかという感じです。

以前のブログにも紹介しましたが、C型肝炎の患者さんは口腔内症状(扁平苔癬)が出やすいことが紹介しました。ですので、その患者さんはうつ傾向がある可能性もあるということを歯科医師、歯科衛生士は事前に理解して、対応にあたる必要があります。

【薬剤惹起性うつ病】
<患者の皆様へ>
疾病の治療を目的として投与された医薬品により、「薬剤惹起性うつ病」を発症する場合があります。インターフェロン製剤、副腎皮質ステロイド薬などの服用により起こることが知られています。
もしも、何かのお薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、医師・薬剤師に連絡して、すみやかに受診してください。

「眠れなくなった」、「物事に興味がなくなった」、「不安やイライラが出た」、「いろんなことが面倒になった」、「食欲がなくなった」、「気分が落ち込んだ」

1.薬剤惹起性うつ病とは
薬剤惹起性うつ病とは、治療を目的として投与された医薬品によって生じたうつ病のことです。うつ病を起こしやすい薬物としては、インターフェロン製剤や副腎皮質ステロイド薬がよく知られています。また、レセルピン、βベータ遮断薬、カルシウム拮抗薬といった降圧薬や、抗ヒスタミン薬、経口避妊薬などでも報告があります。
2.早期発見と早期治療のポイント
これらの医薬品を服用後に、「眠れなくなった」、「物事に興味がなくなった」、「不安やイライラが出た」、「いろんなことが面倒になった」、「食欲がなくなった」、「気分が落ち込んだ」な
ど、うつ病の症状が出てきた場合には、まずはその医薬品によるうつ病の可能性を疑うことが必要です。勝手に服用を中止することはせずに、まずは担当の医師と相談してください。出来ればその薬物を減量・中止して、経過を慎重に観察することが重要です。減量または中止してうつ病が改善すれば、その薬物がうつ病の原因であったことがわかります。しかし、減量や中止が困難な場合には、抗うつ薬などの薬物をさらに服用することがうつ病を治療するために必要となります。

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